Manzanar National Historic Site 2014
テナヤ湖を後にタイオガパス(Tioga Pass)を下り、395号線を南下してBishopに1泊しました。
翌日はBishopから約50マイルの所にある第二次世界大戦中に日系アメリカ人が収容された収容所のひとつ、マンザナー強制収容所(Manzanar National Historic Site)を訪れました。
マンザナー強制収容所跡地は毎年マンモス山へスキーに行く時に通過しますが、このあたりの気候はとても厳しい所です。
マンザナーの土漠にはシェラネバダ山脈から冬は寒風、夏は熱風が吹きすさんでいますが、この日は穏やかな風が吹いていました。
いつもは慰霊塔の前で祈りを捧げて帰るのですが、今回は日本からのお客様をお連れしたのでミュージアムにご案内しました。
ミュージアムの入り口です。(この女の子のなんとも言えない瞳・・、目頭が熱くなりました)
この時代の事や強制収容所での生活の事は敬愛する日系一世の方々から伺っていましたが、ここで1時間毎に上映されている22分のショーフィルム(ドキュメンタリー映画)や・・
大きな"JAPS KEEP MOVING…."の白黒写真のパネルを見た時に改めて、辛酸を嘗めた当時の日系人の皆様のご心中が偲ばれました。
ここに収容されていた日系人のお名前が記された大きな横幕です。
大変お世話になった今は亡き日系一世の方のお名前の前で感謝の祈りを捧げました。
戦争を知らない戦後生まれ、新一世の自分にとってこのマンザナー強制収容所(Manzanar National Historic Site)は日系人の誇りと、キリスト者としてこの国で生きる事の大切さを教えて頂いた、愛する方々の懐かしい思いでの場所のひとつとなりました。
Yoshio
Manzanar National Historic Site
http://www.nps.gov/manz/index.htm
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