ヨセミテ国立公園〜120号線のタナヤ湖付近は「奥のヨセミテ」
ヨセミテ国立公園 120号線のタナヤ湖付近
凹んだ時、爆発しそうになった時の安息の地。夜には、ド近眼の僕でも肉眼で「天の川」が観られる素敵な場所です。
樹齢ん千年のメタセコイアの大樹の陰に立ち、「あ〜、この樹はは何千年もここに生きてんだよなぁ〜」てな事を思いながらボォーっと時を過ごしていると、不思議と活力みたいなものが湧いてきて「よっしゃ!LAに帰ってもうひとふんばりガンバろ〜!」てな気持ちにしてくれます。
この冬、ヨセミテのあるシェラネバダ山脈は、史上2番目の積雪量を記録し、裏山のマンモスのスキー場は7月4日の独立記念日(Independence Day )までオープン。でも、例年をはるかに上回る雪解け水の影響で公園内のキャンプ場の大多数が閉鎖されようです。
年間7ヶ月は通行止めとなっている120号道あたりで、勝手に「奥のヨセミテ」と命名している秘密の場所が沢山あります。自然や野生動物はそのまんまの状態です。太陽に反射して金色に輝く澄みきった水...時間が完全に止まってしまいます。今年は紅葉の時季に訪れたいと思います。
奥のヨセミテ 120号線
ここは奥のヨセミテ、120号線のタナヤ湖付近の小川です。このエリアは1年に約8ヶ月間ほどは雪で道路が閉鎖されているので、自然保護官(レンジャー)さん以外、一般人が立ち入る事が出来ないようです。毎年スキーに興じている裏山のマンモス(シェラネバダ山脈)の雪解け水がこの小川に流れ始める頃、120号線が開通します。
いつ来ても変わらぬ自然と景色が楽しめて、美味しい空気、すべてが澄みきっています。ここは何もかも忘れて、一日中せせらぎと大自然の和声に包み混まれてしまう、昔からの秘密の場所です。ぼぉ〜っとここに座って、目前に広がる大草原や野生の動植物を眺めてると心肺と脳内が浄化されるのが分かります。
で、今週はピアニスト/シンガー・ソングライターの葉月さんがロサンゼルスに来られます。葉月さんは初訪米・・、来週はこの奥のヨセミテの秘密の場所にご案内したいと思っています。テナヤ湖近くの大草原の小川のほとり、みんなで花(春のうららの隅田川)を合唱いたしましょう(笑)。
テナヤ湖 (Tenaya Lake)
年間に約6ヶ月間は雪で閉鎖されるこのタイオガ・パス・ロード(120号線)は、レンジャーさん以外、一般人が立ち入る事が出来ないので「奥のヨセミテ」はいつ来ても変わらぬ自然の景観が楽しめます。標高は8,150フィート (2,484 m)にあるテナヤ湖の心地よく冷たい風と澄みきった空気で心肺も脳も浄化。
フォロン(Jean Michel Folon)の描くグラデーションのような湖畔の水面を眺め、しばし風と水の音、野鳥たちの声に聴き入りながら・・今年は裏山のマンモスやシェラネバダ山脈にたくさん雪が降って、カリフォルニア州の干ばつの終息をキリスト様にお祈りした次第です。
テナヤ湖 (Tenaya Lake) 2014
週明けは日本からのお客様をお連れして、ヨセミテ国立公園に行ってきました。わが家からヨセミテ国立公園まではI-405、I-5、CA-99(North)、CA-41(North)の経路で約4時間のドライブ。朝4時に出発して途中に給油休憩をしても、8時ちょっと過ぎには公園ゲート(入り口)に到着しました。
で、いつもまずはじめに訪れるのが、マリポサグローブ (Mariposa Grove) のジャイアント・セコイア(Giant Sequoias)トラムツアー。
何千年もこの森に生息し続けているジャイアント・セコイアの木々・・。いつも、上の"洗濯バサミの木"に来るとどゆうわけだか、泣いてしまうのです。毎回ここを訪れるたびに、途方途轍もない、ちっぽけな我が身を痛感、自身の"セコさ"を再認識いたします。
約1時間ちょっとのジャイアント・セコイア・トラムツアーを終え、ヨセミテ・ビレッジ(Yosemite Village)方面に向かいます。トンネルを抜けると、このズドォ〜ンとした雄大な景観に目を奪われます。
平日の月曜日だとゆうのにビレッジは沢山の人で賑わっていました。ビレッジ近くにはパーキングもなかったので、トイレ休憩だけして、奥ヨセ(奥のヨセミテ)に移動しました。
ビレッジからBig Oak Flat Rdを9.5マイルほど走り、右折してI-120(East)に入ります。そこからタイオガ・パス(Tioga Pass (9943ft=2988m))の公園ゲート出口まで約47マイルの山道をドライブ。
途中、いくつかの観光スポットに停車し、テナヤ湖 (Tenaya Lake) のあたりでいつも気が済むまでのんびりと過ごします。
で、いつもはこのテナヤ湖畔で「花(春のうららの・・)」をみんなで合唱するのがお約束なのですが、このたびヨセミテにお連れした日本からのお客様、ピアニスト/シンガーソングライターの川瀬葉月さん(桐朋学園大学 音楽学部ピアノ科卒)と同行のNCM2のメンバーはシューベルトの「鱒」を歌っていました(笑)。
澄み切った水、せせらぎの音、野鳥の声、そしてほど良い冷たさの風・・最高にリフレッシュした至福のひと時でした。
Tenaya Lake
ビショップの温泉キーオー・ホットスプリングス(Keoughs Hot Springs)
名残惜しい「テナヤ湖」を後に、ハイカントリーロード(120号線)をタイオガパス(Tioga Pass)に向けひた走ります。
タイオガ峠の標高は9943ft(2988m)。そこから395号線に抜ける勾配の急な下り坂はいつも「緊張の夏!US.の夏!」てな感じで、7000ftの所まではローギアでエンジンブレーキ全開で下ります。
いつもタイオガパスの絶景写真を残したいと思うのですが、タイオガパス(Tioga Pass)は何度下ってもスリリングで、緊張しまくり千代子・・。なので、写真を撮る余裕は皆無。いつも気がついたら395号線まで来ているのでございます(笑)。
395号線を南下し、この日はビショップ(Bishop)泊。で、お約束のビショプ伝統の温泉、キーオー・ホットスプリングス(Keoughs Hot Springs)へ。
キーオー・ホットスプリングスはビショップの中心街から車で395号線を南に15分ほどの所の土漠にある温泉場です。
画像はそれなりにキレイに写ってはいますが、100年の歴史があると言われるこの施設はお世辞にも美しいとは言えません。でも、ここのひなびた風情が大好きです。
温めのお湯にけっこう長い時間浸かって、脳内に蓄積されたゴミの消去作業が完了した頃、温泉プールの頭上から噴射される水(温水)に打たれます。
で、水に打たれながら天上を仰ぎ、両手を上げて、気分が『ショーシャンクの空に』のティム・ロビンスに成切ったところで、温水プールから上がります(笑)。
ちなみに、この施設の入湯は水着着用で、タオルなどアメニティーグッズも持参です。
Keoughs hot springs
800 Keough Hot Springs Rd Bishop, CA 93514
Phone: 760-872-4670
入浴料(1日):大人 $12.00
12歳以下 $7