トランス脂肪酸のないアメリカ生活
昨日から(2014年1月2日)から仕事始め。自宅スタジオでプリプロ作業でしたが、クリスマス前あたりからずぅ〜っと休んでいたので、今ひとつクリエイティビティに欠けた1日でした。
年末年始と連日和洋中のご馳走を戴いたので、今日のお昼はシンプルにサッポロ一番塩ラーメン(キャベツ炒め大盛り+卵凸ピング)。
麺を開封した時に、ラーメンの袋の裏にある栄養成分表(Nutrition Facts)ちら見したのですが、トランス脂肪酸(Trance Fat)が0g、そして、コレステロール(Cholesterol)も0mgと表示されていました。
で、この米国向け(産?)のサッポロ一番塩ラーメン。トランス脂肪酸の王様「ラード」ぎんぎん!東京ど下町の肉屋のコロッケ育ちのこのおっさんには、ちょこっと物足りないような味がしたのは、果たして気のせいでしょうか?・・
いつの間にかフカヒレ、フォアグラ、そしてトランス脂肪酸が御法度になってしまった、動物愛護 & 健康志向まっしぐらなここカリフォルニア州・・
『おめぇは"トランス脂肪酸"の有無に関係なく、限りなくデブだよなぁ〜』と、この4月の訪日時に故郷亀有の幼なじみのおっさん諸氏に揶揄されぬよう、わが身のトランス脂肪の燃焼活動開始〜。
純日本産「サッポロ一番塩らーめん」
隣りのAちゃんのウエディングに来られていた日本のご親戚から Made in Japan のサッポロ一番塩らーめん(切り胡麻付き)を頂戴しました。
アメリカ移住前の超〜売れないバンド活動をしていたティーンエイジャー(teenager)の頃の常食品目だったので、嬉しさ「ひと塩(一入)」でした。
で、昨日は玉子1個だけ入れたシンプルな「サッポロ一番塩らーめん」を作ってみました。日系マーケットに出回っている北米向けの日本ブランドってのは、それなりに「味」の日米の格差を感じます。
ここ南カリフォルニアのマーケットで売られている日本のビール(麒麟、朝日、札幌)の大半はカナダ産のカナディアンビールですが、値段が安いので、ノドゴしの日米格差は気になりません(笑)。
吉野家USAも、牛肉とタマネギのバランスから言うと、吉野家USAの牛丼はウシの含有量が太っ腹。ゆえに、味の日米格差はさほど気になりません。
しかしながら、この「サッポロ一番塩らーめん」だけは、Made in USAの「SAPPORO ICHIBAN (Japanese Style Noodles and Chicken Flavored Soup)」では得られない、昭和の郷愁が込み上げてきました。(ちと大げさ・・) 何故か日本ブランドのインスタントラーメンにだけ、日米格差を身にしみてしまうのでございます。
PS.下は新婚ホヤホヤ、お隣りのAちゃんがSNSに載せてた「サッポロ一番塩らーめん(切り胡麻付き)」です。アメリカ日系人の2世がプロデュースした塩ラーメンは豪華絢爛でございます。
”Top Ramen”の想い出・・
毎日かかさず観ているNHKの朝ドラ「まんぷく」。いよいよ即席麺が完成で盛り上がりを見せていますが・・、僕がアメリカに移住したての40余年前の学生の頃は、インスタントラーメンが主食でした。
当時(1970年中期)ロサンゼルスには、ラーメン屋は(僕が知る限りでは)、Vermont ave/3rd streetのあたりにあった「味平」だけだったし・・、
日本レストランも、日本食マーケットも数えるほどしか無い時代。近所のアメリカのマーケットで売っていたインスタントラーメンは”Top Ramen”ぐらいでした。
この”Top Ramen”も製造元は日清食品さんなのですが、味は現在のインスタントラーメンからすると雲泥の差はありました。
しかしながら、貧乏学生には貴重な常備食。まんぷくラーメン誕生秘話を観るたびに、萬平さん夫妻のご苦労と偉大な発明に涙目になりました。
23歳の時に結婚してから、つい数年ぐらいまで、インスタントラーメンはコンスタントに週3〜4食は食って来たと思います。
還暦を過ぎた頃からドクターの指示と、竹馬の友で、食用油研究家の寅さん(林裕之)の影響もあり、食生活の見直しを迫られたのを機に、インスタントラーメンを食う回数も右肩下がりになりました。
下は、寅さん(林裕之)の数日前のツイートです。
インスタントラーメンからカップ麺へと進化し、後に世界的大ヒット商品となる「即席麺」の開発秘話はとても面白く、麺を高温の油で揚げる「瞬間油熱乾燥法」は世界的な大発明。でも、この揚げ油が大問題なのです。【日本人が大量摂取のパーム油は超危険!パン、菓子、カップ麺…発がんや糖尿病のリスクも】 https://biz-journal.jp/2015/09/post_11496.html
とは言うものの・・。いくつになっても、時折むしょうに食いたくなるのが日本が産んだ世界のインスタントラーメン?! 「月に2食ぐらいなら、ドクターも寅さんも許してくれるよな・・。」と、勝手に決めつけ、昨日もサッポロ一番塩ラーメンを食ってしました次第(汗)。
PS. ネットで『まんぷく』の萬平さんモデル、日清食品の創業者・安藤百福(ももふく)氏のことを調べていたら、萬平さんは台湾の方だと知りました。先月、寅さんの油本「「隠れ油」という大問題-病気になる油、治す油」が先月、台湾(中国語)で刊行されました。
即席にゅうめん「養々麺」を頂きました。
お世話になっている某日系企業の社長さんから、即席にゅうめん「養々麺」を頂きました。で、食う前に、「養々麺」のWebサイトにあった下↓の能書きを拝読・ ・
【養々麺】 国産小麦粉と長崎県崎戸のいそしお、雲仙山麓の名水を使用し、十分にこねた生地を低温で熟成させ、麺にしっかりとしたコシと旨みを持たせました。味は、北海道産昆布のなかに枕崎産の鰹節を入れた合わせだしに、醤油で味を調えた本格和風。地元・島原の手延べそうめんに、最新の加工技術を取り入れて仕上げた養々麺は、お湯を注いで3分で美味しくお召し上がりいただけます。「雲仙きのこ本舗」自慢の美味しいきのこの具材と、京都の老舗・一休堂の七味唐辛子を添えました。「養々麺」Webサイト
もう、これだけでヘルシーな気持ちになってしまうのですが・・、ちなみに、この「養々麺」。通販サイトで値段を見たら、一袋378円(税込)。
母国日本では、サッポロ一番・塩らーめん 5個パック 袋100g×5の最安価格が382円なので、即席麺のホームラン王と言えるシロモノ。
袋を開けたら、具材も・・
麺もそこはかとない高級感が漂っていました。
丼ぶりに麺と薬味を入れ、熱湯を注いで3分間待ち、つゆときのこの具材を入れ、一休堂の七味唐辛子をふりかけたら出来上がり。
盛りつけの見てくれは良くありませんが、美味。。強いて言えば、麺がアルデンテかな?、って感じでした。R60の胃袋にはどても優しい、上品な味と量でした。次回は熱湯を注いで5分ほど放置し、麺をもう少しノルマーレで食ってみたいと思います。
Yoshio