ロス郊外でイチオしのホットアンドサワースープ

このお店のホットアンドサワースープが好きです。この酸っぱ辛いスープはアメリカンチャイニーズレストラン定番の一品と言ってもよいかも知れません。
四川料理の酸辣湯(スアンラータン)のような高級感などはなく、おついの色もぎとぎとの醤油系。特にこのお店のホットアンドサワースープは酸辣湯とも言いがたい、関東風っうか、我が故郷のカメアリ下町っぽいお味です。
ホットアンドサワースープ(アメリカンチャイニーズレストラン)
味・食感
ホットアンドサワーは白酢+白コショウで、片栗粉でしっかりとろみをつけたまろやかな味わい。酸味も辛さも控えめで食べやすいのが特徴です。
具材
豆腐・竹の子・豚肉が定番。高級四川料理店の酸辣湯はきくらげや豆腐が中心です。
ホットアンドサワーはどこまでアメリカナイズされた?
中国北方がルーツのようで、アメリカでは3つの点が大きく変わったようです。味はマイルドに(酸味・辛さを抑え、とろみを強化)、スープは業務用チキンストックで均一化(どの店でも「あの味」になる安心感)、そしてスターターとして定着(本場は食中・食後のスープですが、アメリカではエッグロールと並ぶ最初の一品に)。この「食べやすさ」への最適化こそが、全米の中華料理店に広まった理由と言えそうです。
渡米間もない、ん十数年前、はじめてこの酸っぱ辛い黒茶色のスープを飲んだ時に「うぇ、こり腐ってる〜..」と、オエコモバ状態に陥ったことを思い出します。このお店のホットアンドサワースープは、ここ3年連続でで”地元!ホットアンドサワースープ大賞’に輝いています。
余談ですが、トム・クルーズが主演した映画『マグノリア』(1999年のちと古い映画ですが、)でこのお店の前の道路が’カエルが空か降ってくる’シーンのロケで使われています。お暇な時に観てみて下さい。
Yoshio