盲目老犬介護
盲目の黒ラブを裏庭の芝生に放してやると・・
盲目のわんこを裏庭の芝生に放してやると、ぐるぐると円を描いて、のそのそと歩きます。3べん X 5 ぐらい回ったところで、芝生に座り込み、はぁはぁと息つぎをして、このように芝生で寝たきり状態になってしまいます。
オレオはここ2日間ごはんを食べていません。薬だけは飲ませなければいけないので、日本から持って来た美味しいカステーラをおだんごにして、薬入りカステラをあげたら、ごっくん・・と、ひと飲みしてくれました。
今朝は暑くも寒くもなく気持ちいい風が吹いています。午後は雨の予報なので、今はもう少しこのまま寝かしておきます。
ずり落ちない! オーガニックコットン生理用パンツ
近頃おむつをして寝るオレオ(黒ラブ・雄12歳盲目)。朝になるとラッパー系若者の腰ズボンように、おむつがずり落ちています。
人間と違って、ずり落ちても、おしりの割れ目などは見えませんが、その下にパンツはいてないので、起きたとたんにシャーされちゃうと・・ 朝イチの<香ばしい尿が、眠い眼にしみます。
で、「ずり落ちないわんこ用のおむつ」でググったところ、「オーガニックコットン生理用パンツ」てぇ販売サイトを発見しました。
オーバーオールみたいになってるんで、「おーし。これならずり落ちないよなぁ」と思い、勇んですいかに、「ずり落ちないおむつ見つけたよー」と叫ぶと、「女の子用のやつでしょ。だめよそれ、おしっこが出るとこが違うんだから」 と、一蹴。
そりゃ、雄とメスじゃおしっこの出方(出すとこ)は違いますけど・・シニア介護中のワンちゃんの、紙おむつの「おさえパンツ」としてもどうぞ。とも書いてあるのです。オーダーするべきか、現在思案中です。
PS.ちょっと見、なに食わぬ顔をしていますが、おっきな’んこ’してたのさっぱり顔です。盲目のわんこは自分の’んこ’をふんづけて歩きます。その足で家の中を歩き回られると大変なことになるので、わんこが’んこ’をしたら、即、後片付けをしなければなりません近頃、食欲旺盛、排泄欲大盛り(?)日中は、ひたすらお昼寝のオレオです。
盲目老犬介護は"Eight Days a Week"
盲目老犬介護は"Eight Days a Week"…. わさ坊が朝のシフト、すいかは夜のシフト、で、不肖Yoshioは真夜中のシフトです。
只今23:44、オレオは爆睡中。起きる気配まったくなし。 でも、油断大敵、家中が寝静まった頃に徘徊活動開始、ハードウッドの床にちびりまくります。
夕べはオレオが何度も吐血と血便。痛みはないようですが、足はがくがく、腰砕け状態です。
結局、オレオと共に夜明けを迎え、久しぶりの徹夜で脳内が覚醒しています。完ぺきな’老犬介護ハイパー’でございます。
先ほどオレオがやっと寝入ってくれたので、不肖Yoshioもこのすきに寝る事にいたします。てなわけで、本日の営業はお休みさせて頂きます。
今、一番したいこと・・ 8時間続けて眠ることです。
映画『どですかでん』の六ちゃんのお母さんの心境
夕べはオレオに2時間おきに起こされました。
未明の裏庭のぴーかんの空にぽっかり浮かんだお月さんがまぶしいです。
外に出たとたんにオレオはぐるぐる、ぐるぐる、ぐるぐる、と同じ場所を旋回し始めます。
その姿がなんとも愛おしく、可愛くて、黒澤明監督の映画『どですかでん』の六ちゃんのお母さんの心境でございます。
先代のハジ公(黒ラブ雄:享年14歳)も脳腫瘍でした。ハジの最後の時を思い起こし、あの状態になった時が見送る時と覚悟を決めています。
だから今は出来る限り、側にいて、ぐるぐる、ぐるぐる、を見守ってやりたいと思います。( 毎日、眠いですけど・・)
今朝は喉がひりひり、怠い。かかったかな?って感じ。夕べの寒気は悪寒だったようです。息子の大学の卒業式を3日後に控え、今日はその準備で終日てんてこ舞の海状態が必至です。
鳴き声がおかしい時は、持病の癲癇が起きるのではと心配になります。
夕べはオレオ(黒ラブ雑種:盲目老犬)が午前3時から起きだしました。裏庭でのぐるぐる徘徊がいつもと様子が変で、今朝は遠吠えしながらぐるぐる、ぐるぐると回っていました。
オレオの鳴き声がおかしい時は、持病の癲癇が起きるのではと心配になります。幸い癲癇の症状は出ず、遠吠えしながら夜が明けるまで裏庭をぐるぐる、ぐるぐると駆け回っていました。
今朝は吠え方が烈しかったので、ご近所にご迷惑をおかけして大変申し訳なく思っています。やっと寝静まって、こんな可愛い姿を眺めていると、こんなわたくしでもなんだかとても悲しくなってきます。
ありがとう。オレオ
昨日、すいか(家内)からオレオがまた癲癇発作で苦しんでいるとの連絡がありました。いつもと少し様子が違うようだったので心配していましたが、その夜、オアフ時間23時30分(LA時間午前2時30分)、オレオが死んだことを知らされました。
すいかと息子に見守られ、平安な最期だったとのこと・・・ ハワイに発つ前にそれなりの覚悟はしていたのですが、、側にいてやれなかったのが残念です。
今朝は教会に行く気にもなれず、コンドでオレオを偲んでいます。これまでともに支えてくれたお隣のマダムファミリー、治療して頂いた獣医師の先生方、そして皆様の励ましに心から感謝、御礼申し上げます。
オレオはLA時間16時頃に、お隣りのマダムの愛犬(娘)ソニヤを火葬したペット墓地の人がお迎えに来てくれるようです。そのペット墓地にある石碑に刻み込まれている「レインボーブリッジ(虹の橋)」の詩に慰められます。
Yoshio
レインボーブリッジ(虹の橋) 邦訳:すいか
地上と天国をつなぐ橋がある。沢山の色があるので、虹の橋と呼ばれている。
橋のこちら側は、丘や谷がある緑茂る草原。愛された犬が死んだら来る所。
食べ物と水があって、季節はいつも暖かい春。年老いた犬も、病気だった犬も、また若返り、体が不自由だった犬も元気になって、一日中一緒に遊んでいる。
足りないものはたったひとつ。地上で可愛がってくれた特別な人。だから毎日走り回って遊ぶ。「その日」が来るまで。
その時は、突然遊ぶのを止めて、目を上げ、 鼻を動かして、耳をピンと立て、瞳は一点をじっと見つめる。
そして、群れから一匹の犬が走り出す!あなたを見つけたから。あなたがその特別な友達と再び出会う時、
あなたはその子をしっかり両手に抱きしめる。あなたの顔を何度も何度もなめる犬。あなたが心から信頼するその瞳を、あなたはもう一度見つめる。
そして、ふたりで虹の橋を渡ったら、これからは二度と離れずに、いつまでもいつまでも一緒...。
作者不詳/邦訳:アキコ・M・ウッド (a.k.a.すいか)
* 注:「犬」は、原文では「Pet」となっています。(すいか)
The Rainbow Bridge
There is a bridge connecting Heaven and Earth. It is called the Rainbow Bridge because of its many colors. Just this side of the Rainbow Bridge there is a land of meadows, hills and valleys with lush green grass.
When a beloved pet dies, the pet goes to this place. There is always food and water and warm spring weather. The old and frail animals are young again.
Those who are maimed are made whole again. The play all day with each other.There is only one this missing. They are not with their special person
who loved them on Earth. So, each day they run and play until the day comes when one suddenly stops playing and looks up! The nose twitches! The ears are up! The eyes are staring! And this one suddenly runs from the group!
You have been seen, and when you and your special friend meet, you take him or her in your arms and embrace. Your face is kissed again and again and again, and you look once more into the eyes of your trusting pet.
Then you cross the Rainbow Bridge together, never again to be separated.
Author Unknown
自宅にはまだオレオがいるようで・・
オレオが死んで一週間が経ちました。未だ実感があるよな、ないような・・ 夕べは流石に先週と同様な、凹みの深みに陥りました。裏庭、ランドリールーム、カウチ、そして散歩道・・自宅にはまだオレオがいる気がしてなりません。
オレオと再会・・
ランディング直前のヘイジー【hazy】な夜景の出迎えで、昨晩、無事にロスに戻りました。
ひと月ぶりのわが家に入ると、先代のハジ(黒ラブ雑種:享年10歳)が死んだ時に、わさ坊(当時8歳)が家中のあちこちの壁に書いたものが目に入ります。
オレオと再会しました。 裏庭、ランドリールーム・・ まだあの時のままでした。オレオ、たくさんの思い出と優しさをありがとね・・。オトーさん、嬉しいよ。
ランドリールームから裏庭に出るドアーを開けると「ぽわぁ〜ん」とゆう音がします。昨年末から「ぽわぁ〜ん」=オレオ介護・・。てな感じで、家中がパブロフの犬でした。昨日は久しぶりにこの「ぽわぁ〜ん」とゆう音を聞き、思わず裏庭へ・・・ そこには未だに立ち直れてない自分がいました。
Yoshio