欠航や有事の際に現れる、航空会社のサービス格差
関東地方の大雪でアメリカ帰国便が欠航。成田に足止め・・
飛行機の窓はこんな感じの雪景色。シンガポール航空SQ-12便ロサンゼルス行きの機内に4時間ほど缶詰め状態で、先ほど成田空港第1ターミナル内に解放されました。関東甲信地方を見舞った大雪の影響で成田空港の滑走路は閉鎖中。
機窓の雪も本降りとなり、結局、滑走路再開の目処は立たないとの機長さんのアナウンス。ただ今の成田の時間は午前1時。都内までの交通機関は皆無。他の航空機もたくさん足止めを食らっているので、成田空港周辺のホテルは満室・・
てなわけで、今晩は空港ターミナルに宿泊となりました。こういう時はジタバタしてもいたし方ないので、どーんと構えて故坂上二郎さん(コント55号)の名言「飛びます!飛びます!」と、スキップしながら出発を待つ事に・・。
欠航や有事の際に現れる、航空会社のサービス格差。シンガポール航空の対応と乗客サービス
大雪から一夜明けた成田空港は晴れ。清々しくも美しい白い朝でした。
成田空港第1ターミナル・フロアー(床)でのキャンプ(?)はとても快適でした。シンガポール航空から提供された寝袋も暖かくて気持ち良かったし、セキュア回線ではありませんでしたが、無料"Wi-Fi"は飛んでるし、トイレはウォシュレットだったし・・(汗)。
欠航になったシンガポール航空/SQ12便の搭乗ゲート付近にはコーヒー、お茶、ジュース類、お水、カップ麺+お湯、などが無料で置いてありました。
その上、2000円の食事券を朝食と昼食の2回頂きました。
で、そのお食事券をターミナル内のフードコートで使って、朝はおにぎり(梅、シャケ、おかか)と、ボトルのお茶、まい泉のヒレかつサンドを頂き・・・
ランチは"こってり煮込んだビーフカレー"ってのを頂きました。このビーフカレー、こってり煮込みすぎててジャガイモばかり、お肉はお気持ちだけ頂きました(笑)。
同じく大雪の日に他の航空会社の成田からの便に乗った知人は、リブッキングも自分でやれと言われて空港内に放置されたとか・・。あえて詳細は書きませんが、この日の航空会社のサービス格差は顕著に表されていたようでございます。
他の航空会社に搭乗するはずだったの人(英語人)の、「(シンガポール航空)のあのサービスはビジネスクラス以上の人だけに提供されたんだ。きっと・・」会話が聞こえたので、「僕はエコノミーですが、寝袋やお食事券、etc、を提供して頂きました。」と話したら吃驚されていました。
約20年以上前に、シンガポール航空の同じような手厚いサービスを受けた想い出
僕は約20年以上前にも、シンガポール航空の同じような手厚いサービスを受けた経験があります。
戦後最大級の台風が成田空港を直撃したその日のフライトはSQ11便の成田行き。成田空港に何度も、何度も、着陸を試みたのですが着陸できず、名古屋へ。名古屋にも着陸できず、最終的に飛行機は関空に着陸しました。
関空到着は午後10時過ぎていたと思います。通関を終え、シンガポール航空が用意された大型バスに乗り、約1時間。
着いたところはなんと!神戸のホテルオークラ。ホテルロビーにはビュッフェ・スタイルの食事が用意されていて、その晩は一流ホテルでゆっくり休ませて頂き、翌日は同じ飛行機で無事成田へ・・。
「悪天候が理由の欠航なんだからどうしようもない・・」で終わってしまう航空会社もあれば、僕のようなエコノミークラスの人間にも手厚いケアをしてくれるシンガポール航空のような会社もあります。この度も改めて、欠航や有事の際に現れる、航空会社のサービス格差を体験し認識した次第でございます。
で、翌日晴れて成田空港を飛び立ったシンガポール航空SQ-12便は無事どぴーかんのLAXに到着いたしました。2018年1月22日(月)シンガポール航空SQ9012便ロサンゼルス行きの、地上&機上スタッフの皆様、きめ細やかなサービスとホスピタリティー、本当にありがとうございました。
Yoshio 拝(おじぎ45度)