ピケティ r > g それで・・?!
チャーチ(Shepherd Church) のクワイヤ(Amen Choir)による慰問ボランティアの上期シーズンが始まりました。
“Amen Choir"はNCM2のミチコが長年ディレクターを務めているシニア・クワイヤで、平均年齢はたぶん70歳半ばで最高齢の大先輩は87歳(99%英語人:人種は様々)。ちなみに不肖Yoshioは58歳で一番の若造。なので、もっぱらPA機材や楽器運びのパシリ(笑)・・。
去年の6月からこのボランティアに参加して以来、シーズン中はほぼ隔週でロサンゼルス北西部サンフェルナンドバレー・エリアの老人ホーム・介護施設や高齢者向け介護療養型医療施設を慰問しゴスペルを歌います。
“Amen Choir”メンバーには”ミッキー&チャック”の名でクワイヤのメンバーから愛されているご夫妻が居られます。お二人は過去に37年フィリピンで宣教師として働かれ、タガログ語の聖書の編成にも携わっていたご夫妻で、今は引退してこの”Amen Choir”でボランティアをされています。
各高齢者施設や病院の慰問の時にはミッキー&チャックのデュエットコーナーがあります。お二人はいつも上の画像のようにしっかり寄り添って、カントリー・ゴスペル”Peace In The Valley”を美しいハーモニーで歌います。
“Amen Choir”のメンバーの大半はそれなりにシリアスな持病を抱えています。特に男性のメンバーはウィルチェアーや歩行器が必要な方ばかりです。なので、慰問先の病院(諸施設)では、誰が入居者で、誰がボランティアだか、区別がつきません(汗)。
でも、歌っている時の先輩たちの顔は喜びで満ちあふれいて、その喜びが慰問先の皆様に伝導して行くのを感じます。
祖国日本では"広がる貧富の格差"を唱えた『21世紀の資本』って書籍が売れて、ピケティブームが巻き起こっているようですが・・
自分の意思とは関係なく、年老いて住み慣れた家を離れ、病院や施設に移住しなければならない人生の転換期(ターニングポイント)を迎えた時、ピケティの"貧富の格差"はあまり意味をなさないように思えてなりません。
むしろ、"孤独の格差"が顕著に現れているように思えます。
平均年齢75歳の“Amen Choir”の最年少の若造メンバーとして、"孤独格差を是正"するゴスペル(良き訪れ)を末永くお届けしていきたいと願っています。
Yoshio