玉ねぎの追想〜マインドフルネス瞑想

09/06/2020アメリカン・ライフ, クリスチャニティ

アメリカに移住したての二十歳の頃、昼間はアダルトスクール(外国人向けのESL英語学校)に通い、夜はカレー屋でバイトをしていました。当時ロサンゼルスでは唯一の日本人オーナーのカレー専門店でした。

で、自分に課せられた主な仕事は玉ねぎの皮むきと皿洗い。1日に何個剥いたか覚えていないほど玉ねぎを剥きました。

手が黄色くなって、石鹸で何度手を洗っても匂いは落ちませんでした。なので、当時の英語学校でのニックネームは「オニオン」でした。

別段いじめだとか誹謗中傷のたぐいではなく、クラスメイトはみんな親しみを思って僕を「オニオン・マキ」と呼んでくれたので、自分もそれなりに気に入っていました。

はじめてカリフォルニア州の運転免許を取得した時に登録した名前も、Yoshio O. Makiで、ミドルネームの"O"のイニシャルはOnionの"O"でした。

余談ですが、アメリカに移住して初めてもらったカレー屋でバイトした給料のあまりの少なさにびっくり。

後に知った当時の最低賃金は確か2.90ドル。どうやら、お店から約半分以上ピンハネされていたようで、新参者はこうして搾取されちゃうんだな〜・・、と、良い勉強になりました。

ちなみに当時のガソリンの値段は1ガロン0.55セント、タバコが1カートン(10箱)で5.50ドルでした・・。

 

玉ねぎのマインドフルネス瞑想

先輩のエグP、大ちゃんは豆を煮る(茹でる)事がマインドフルネス瞑想でした。

本を片手に、大鍋で豆をぐつぐつ煮ながら、時にうなずきながら・・、今は亡き大ちゃんとロスで過ごした40余年前を思い出します。

自分は玉ねぎとの縁があるからでしょうか、玉ねぎを炒めるのが(私的な)マインドフルネス瞑想となっています。

軽度のADHD(注意欠如多動性障害)なので何事にも"気が散りやすい"のですが、楽器をいじっている時と、玉ねぎを炒めている時は集中出来るようなのです。

毎週作る、おっさんカレーの下ごしらえで、フライパンにオリーブオイルを敷き、玉ねぎ(2個)のみじん切りを、ターメリックと黒コショウで中火で炒め、無念無想。

木ベラで玉ねぎをかき回すことのみに100%没頭。で、玉ねぎが飴色になる頃には、脳内はすっかり断捨離、からっぽになります。

ウイズコロナで世の中のあらゆる事がニューノーマル化してしまった今、自らの精神状態を常に平常(平安)に保つ事が優先順位になりました。

週一の玉ねぎのマインドフルネス瞑想と主の祈りは、明日への思い煩いの除去に一役買ってくれているようです。

あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。(新約聖書 1ペテロ5:7)