大坂なおみ「とんかつ食べたい」切り取り報道・・
つまり、大坂選手の「もし好きなものをなんでも食べていいなら」との言葉には、「トンカツは食べたいけれど、アスリートとしてはNG食だから食べない」との思いが込められているのです。
上は旧友で、母子手帳の友こと、寅さん(林裕之:植物油研究家)のBusiness Journal2018.09.15の寄稿記事です。
寅さんは文中で、大阪なおみ選手の試合後のインタビューで、食べ物の質問に関する大阪さんの答え「もし、好きなものをなんでも食べていいなら、トンカツ、カツ丼、カツカレー、抹茶アイスクリームが食べたい」の「もし、好きなものをなんでも食べていいなら・・」の肝心な前置きの部分を端折って放送、報道したことに反応したようです。
確かにこの「もし、好きなものをなんでも食べていいなら」部分をカットしたら、世の中の人は大阪なおみ選手はトンカツ、カツ丼、カツカレー、抹茶アイスを普段から好んで食べていると"おもこ"するでしょうね。
テニスに限らず世界の一流アスリートは、オメガ3脂肪酸のDHA、EPAをたっぷり含む魚食が主流でだそうで、トンカツなどの揚げ油に多く含まれるリノール酸は、摂り過ぎると炎症作用を起こし、パフォーマンスを十分に発揮できないばかりか、ケガや病気をしやすい体質になるとも書かれていました。
ラグビーワールドカップ2015・南アフリカ大会で驚異的な好成績を収めたラグビー日本代表は、トンカツはNG食だったようです・・。勝つために、トンカツやめて魚食。目からウロコの寅さんの記事でした。
とは言うものの、いくつになっても定期的にとんかつが食いたくなるのが、日系おっさんの性・・。
なあに人間そんなにえらくなるこたあねえ、ちょうどいいってものがあらあ。いいかい学生さん、トンカツをな、トンカツをいつでも食えるくらいになりなよ。それが、人間えら過ぎもしない貧乏過ぎもしない、ちょうどいいくらいってとこなんだ。(漫画「美味しんぼ」トンカツ大王の中橋さん)
上の母国日本のグルメ漫画の名作「美味しんぼ」の心に染みる名言を咀嚼反芻しながら、明日のランチはひさしぶりにガーデナの「深川」でトンカツ定食を食うことに決めた次第でございます。
Yoshio