ビバリーヒルズで交通違反からのトラフィック・スクール
数ヶ月前、ビバリーヒルズの住宅街を走行中、前のクルマがトロくて交差点を通過中に赤信号になり・・、DMV(Department of Motor Vehicles:車両管理局)カメラのフラッシュ📸がピカピカ・・。
8日後にビバリーヒルズの裁判所からサイテーション(Citation:交通違反チケット)が郵送されました。
内容は「信号無視」罰金540ドル。運転中の自分の顔、クルマのナンバープレート、赤信号の画像が添付されていました。
ここまではっきり証拠を提示されちゃうと裁判所に申し開きの余地はなく、嫁に行った晩!(言いなり)。
DMVのサイトで早々に罰金を支払い、トラフィックスクールを予約。昨日受講して来ました。
15年ぶりのトラフィックスクール
カリフォルニア州でクルマを運転中に交通違反チケットを切られたら、罰金を支払った後、裁判所からトラフィックスクールの受講を勧められます。別段、トラフィックスクールを受講しなくても法的に支障はないのですが、翌年の自動車保険料が跳ね上がるので、受講は必須と言えます。
15年前に受講した時は、夜4時間のクラスで、修了テストもいい加減で、ただじっと座っていればDMVに提出する受講証明書がもらえたものでした。今どきのトラフィックスクールは様変わりしていました。クラスは午前8時から午後4時まで。休み時間は午前と午後の2回で各10分。ランチタイムはたったの30分。
テストも厳格化。合格しないと証明書はもらえません。(1回目のテストで合格しなかった時は、もう一度テストを受ける事が出来ます)教官(アフリカ系アメリカ人男性;R40/超筋肉質)がオリエンテーションの時に「スマホいじってる輩、人種や性差別発言をした者は即!退場させます・・」と、喝破。
なんだか、とても緊張感に満ち溢れたトラフィックスクールでした。それもそのはず、数年前からDMVのアンダーカバー(おとり捜査官)が生徒のふりをしてクラスに潜入している事があるとかで・・、加州陸運局の規則にそぐわないと判断された、いい加減な教官(トラフィックスクール)はレポート(通報)されてしまうのだそうです。
この日はひねもす受講に集中。お陰様でたくさん学ぶことがありました。特筆すべき事として・・
- 交通事故原因で一番多いのは、車間距離を十分にあけなかった追突事故。
- (近年)DUI(Driving Under the Influence)の検挙は、飲酒運転よりもマリファナやオピオイドが増加傾向。
- DUIの逮捕歴は10年で帳消しにはならず、レコードは一生消えない。第三者(雇用主、政府機関など)が犯罪歴を10年以上さかのぼって調べたら飲酒運転逮捕がバレます。
などなど、数え上げれば枚挙にいとまがないほどに交通法規は様変わりしていました。マジメに受講した甲斐があってかテストの結果は、小学校5年生以来の100点満点!これで来年の自動車保険のプレミアムも上がることなく一安心。
Yoshio