世の光、地の塩であれ

カリフォルニア・ライフ,クリスチャニティ

数日前に早朝から夜9時過ぎまで停電。それも、わが家周辺の狭いエリアだけ・・。いやはや、電気(ネット)がないと仕事が出来ないのは現代社会の掟ですが、WiFiはもとより、LTEの中継局も停電らしくスマホのデータ通信すら不通になっていました。

なので、こういう時はじたばたしても致し方ないので、自宅のオフィスとスタジオのすべての窓を全開にして、久しぶりに「紙の本」を読んでのんびりと過ごしました。

6月の南カリフォルニアは例年なら朝からエアコン作動するくらいの真夏日の気温なのですが、幸いにも今年は未だ春の心地よい、暑くも寒くもない日が続いていて、近所の図書館やモールに暑避難する事もなく感謝。

世の光、地の塩であれ

で、日没。ご近所さんの家の灯りも、信号機も真っ暗。オマケにわが家のエリアには街灯がひとつもないので停電ぢゃなくても夜は真っ暗・・、正真正銘の闇夜になりました。

日が暮れる前に用意しておいたロウソクを点火したら下の聖書の御言葉を思い起こしました。

あなたがたは世の光である。山の上にある町は、隠れることができない。また、ともし火をともして升の下に置く者はいない。燭台の上に置く。そうすれば、家の中のものすべてを照らすのである。

御言葉どおりリビングのマントルピース(暖炉の焚(た)き口の上部)に置いたら、リビング全体がほのかに明かるくなりました。

このロウソクの灯りで読書を試みましたが、遺伝性強度近視にはとても読めたものではありません。

いやはや、電気のない生活はこんなにも不自由で手持ち無沙汰なのか・・。昔(江戸時代?)の人々は、これぐらいの灯火で毎夜過ごしていたのか・・と、ちょこっと気持ちが凹んだのですが・・「世の光、地の塩であれ」とのイエス・キリストの教えを反芻。

暗いと不平を言うよりもあなたが進んで明かりをつけなさい」マザーテレサ様の言葉に戒められ、気持ちも高揚。で、その2時間後、めでたく復電。

当たり前の日常の大切さを思わされた1日。エッセンシャルワーカー(DWP:Los Angeles Department of Water and Power)の皆様におじぎ45度!