バウンダリー(境界線)を認識出来ない、エナジーバンパイアーへの対処法

08/06/2020カリフォルニア・ライフ

アメリカで44年間生活してきて一番楽ちんなのが、人間関係のバウンダリー(境界線)がはっきりしている事です。

互いに人との距離を置き、プライベートな事に立ち入らない、他人の心(内面)に土足で踏み込むようなことはしない・・、ってのが(うわべだけにしても)多民族の国、アメリカ合衆国の基本かと思われます。

しかしながら、コロナ禍以来、オンライン上での人との接触が多くなるにつれ、バウンダリー(境界線)を無視した、エナジーバンパイアーや時間泥棒が蔓延しているように思えてなりません。

以下は、バウンダリー(境界線)を認識出来ない、エナジーバンパイアーへの僕自身の理解と対処法です。

境界線を認識出来ない、エナジーバンパイアーと時間泥棒の存在

エナジーバンパイアとは、相手のエネルギーや時間を奪って自分のエネルギーに変えようとする人ですが、大半は悪気がなく、相手に迷惑をかけていることすら本人は気づいていません。

テレワーク以前から、僕のMacのディスクトップ上には、クライアント別に Skype、Viber、LINE、メッセンジャー、SMS、5種類のチャット・アプリを表示させています。

そして、それぞれのチャット案件をプライオリティ順に時間をコントロールしながらレスポンスをしています。で、コントロール不能に陥るのが、境界線を認識出来ない、エナジーバンパイアの存在です。

いわゆる、『ヨシオさんに話を聞いてもらって元気をもらえた・・』てなタイプの人で、エナジーバンパイアの口から発せられるネガティブな話を傾聴し、ポジティブに受け答えをした後は、とても疲れます。

なので近頃は良い人を卒業して、エナジーバンパイアーの話に同情・共感しない。話を鵜呑みにしない。自分の本音をエナジーバンパイアーにぶつけるようにしています。

決して悪い人たちではないのですが、まさに精気を抜き取られ、心底落ち込みます。この手の「この人疲れるわ〜」と思った人には、はっきりとした態度で臨むことをオススメします。

それと、人をGoogleがわりにして、自身でリサーチもせずに、何でも質問してくる時間泥棒には「Googleで検索すれば、大概の事はわかりますから自分で検索してみて下さい」(若者の言い方だと「ググれカス!」)と、(あくまでも優しく)一蹴します。

境界線を認識しながらもあえて乗り越えてくるエナジーバンパイアー

それでもバウンダリーを乗り越えて来るエナジーバンパイアーには、暴言と取られる事を恐れずに、かなりきつくピシャリと言うようにしています。

人との境界線など眼中にないエナジーバンパイアーの最大の特徴は自己中 (Egocentrism)。

人を表面でしか見据えることが出来ない人が多いので、1の人よりもレベルアップした対応をしないと気づいてくれません。僕はあえて(とことん)嫌な奴になってこちらから自分に近づかせないようにします。

 

エナジーバンパイアーに境界線を乗り越えられても押し返せない時は

僕の場合、家人に対して加害者になっている場合も思い当たるので(笑)、両方の立場で対処法を考えてみました。

エナジーバンパイアーの時間泥棒の被害にあっている人は、バウンダリー(境界線)について意識する事から始めたらどうでしょうか?

自分の周りに垣根があって良いのです。それを開け閉めするのは自分の権利だと思うからです。

境界線を乗り越えを許す人、拒絶する人の選択は早ければ早い方が、自身の被害が少なくて済むように思えます。

とにかく、良い人を演ずるのは辞めて、エナジーバンパイアー、時間泥棒から逃げましょう。これらの負のスパイラルを断ち切りましょう。

残り少ない大切な人生を浪費しない、自分が落ち込まない、精神的に病まないためにも、自分とバンパイアーとの境界線の線引きは最重要事項かと思います。

ご高齢のエナジーバンパイアーには限りなく優しく

色々書いてしまいましたが、上記は厚かましいエナジーバンパイアー諸氏への対処方法です。スマホ、パソコン、SNSなどには造詣がないご高齢のエナジーバンパイアー(?)さんたちには、限りなく優しく、懇切丁寧に対応しています。

コロナ禍以来、毎週末の高齢者施設への慰問もままならない昨今、電話やメールでのシニア諸先輩とのコミュニケーションは、ボクの精神安定の源になっています。

08/06/2020カリフォルニア・ライフ

Posted by Yoshio Maki