大震災の夜に作曲された聖歌「とおきくにや」
2020年3月11日(水)。ロスは昨日からの雨が上がり、青空が雲の隙間から顔を出して、潤った草花と湿った空気の匂いが心地よいです。
3.11東日本大震災から9年の月日が経ちました。震災発生後は年に2回(5年間)、主宰するロスの日系人ゴスペルコーラス・グループ、NCM2のメンバーと被災地の慰問に行かせて頂いていました。
慰問では、日本の童謡・唱歌の他に、1923年9月1日、関東大震災の夜に作曲された聖歌「とおきくにや」を歌っていました。
聖歌「とおきくにや」は、久米小百合さん(元久保田早紀)のアルバム「はじめの日」の1曲目に収録されています。(も、テナーで参加しています)
かの地で出会った被災された皆様のお顔を思い、愛する母国日本の平安とコロナの終息を切に祈り、この聖歌「とおきくにや」をお捧げいたします。
【試聴】とおきくにや – 久米小百合
アカペラ:
久米小百合: リード・ヴォーカル
ヒル・道子: ソプラノ
牧 良夫: 1st・テナー
ペドロ・エウスターチェ: 2nd・テナー
安藤秀世: ベース
℗ © 1996 – 2020 Maki Music Production, Inc. DBA MMP
【聖歌】とおきくにや
遠き国や 海の果て
いずこに住む 民も見よ
慰めもて 変わらざる
主の十字架は輝けリ
慰めもて ながために
慰めもて 我がために
揺れ動く地に立ちて
なお十字架は輝けリ
水はあふれ 火は燃えて
死は手ひろげ 待つ間にも
慰めもて 変わらざる
主の十字架は輝けリ
慰めもて ながために
慰めもて 我がために
揺れ動く地に立ちて
なお十字架は輝けリ
仰ぎ見れば など恐れん
憂いあらず 罪も消ゆ
慰めもて 変わらざる
主の十字架は輝けリ
慰めもて ながために
慰めもて 我がために
揺れ動く地に立ちて
なお十字架は輝けリ