― 時の箱 ― ノブ・ホサナ(油彩) ポオ エ ヤヨ(細密水彩画) 二人展

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がマネージメントをしてるアーティストの一人、ノブ・ホサナとポオ エ ヤヨ氏の二人展が5月6日から東京「GALLERY – 銀座一丁目」で催されます。

在日本の皆様、是非お出かけ下さい。おじぎ。

― 時の箱 ー ノブ ホサナ ポオ エ ヤヨ 二人展  5/6~5/15まで開催

会場:GALLERY – 銀座一丁目 OPEN 12:00 / CLOSE 18:30
定休日:毎週水曜日
展示等の会期:木曜日~火曜日

― 時の箱 ―     Poe et Yayo

ぼくが子供だった頃
ひとつの窓から見える山々は ぼくに語りかけてきた
風の精のいたずらで 山は遠く彼方にぼくを誘ったかとおもうと
明くる日には 手の届くすぐそばまで針葉樹の指先をさしだす・・・
くる日もくる日も
ひとつの窓から山々にみつめられ
神秘に彩られた山や空気 樹々の色たちを
ぼくは 箱の中に大切にしまった
箱の中の色たちをパレットに広げ
描かれたキャンバスの中から
あの日の森へと 還ってゆく

わたしが子供だった頃
弟とわたしは菜の花畑で妖精をみた
菜の花の実を半分に割ってつくられた小さな籠を持った妖精を・・・
それは わたしと弟が共有した真実の宝ものだった
やがて大人になり
弟は「 あれは幻だったんだ 」と言った
半分 手のひらに残った真実を
わたしは 箱の中に大切にしまった
半分になった 淋しがりやの真実は
わたしの蝶たちと戯れて
時折 甘い記憶を持ち還ってくる

暗闇に閉ざされたとき
真実の ひとすじの光をみつけることができる
ひとすじの光を辿ってゆくと
眩い白い光に包まれた平原にたどりつき
やがて この世界が黄金色に包まれていることに気づく

小さな花々や虫たち
コンクリートの一片
心臓の鼓動
あなたがいて
わたしがいること・・・

黄金色に輝く 一時 一時を
わたしたちは ‘ 時の箱 ’ の中に大切にしまう
永遠のリボンをかけて・・・

展覧会サイト:http://tokinohako.com/

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Posted by Yoshio Maki