息子の同僚がカンヌ映画祭にノミネートもフランスまでの旅費が無い。
うちの息子が勤めている法律事務所に最近入社した同僚(白人女子:アラサー)が制作した映画(部門不明)が、カンヌ映画祭にノミネートされたそうです。(今年のお話です)
で、そのカンヌの授賞式に招待されるも、彼女はしばらく失業していた為に会場(仏蘭西)までの旅費が無い。仕事を家に持ち帰り残業をしても、全然足りない。
困ったあげく自身のWebサイトなどで支援広告を出し、自分の作品のDVDコピーをオンライン上の支援者に売るなどして、やっとの思いで受賞式に参列したそうです・・・
残念ながら、その娘ぉは受賞を逃したようですが、慢性どん底不況の下で頑張ってる、アメリカ合衆国の若きクリエーターたちの根性と底ぢからを感じ、とても嬉しくなりました。
生活保護はお金のない人が貰うものではない。働けない人が受けるもの。 生きていくためにはお金を稼がなきゃいけないわけで、 やりたいことを諦めて会社員として毎日働いて稼いでる人もいる。 でも自分で好きなことをして生きていくって決めたんなら低収入でも言い訳するな。(ビートたけし談)
祖国日本からのエンタメ系ニュースでは「芸人」「生活保護」てぇキーワードを見ない日がないこの頃・・・どなたかがTwitterのTLで紹介していた上の北野武師匠の言葉を拝読し、あのバイト、このバイトとなんとか食いつないでいた自身の若かった頃の事を思い出しました。
どこの国にも懸命に働きながら、肉体的、経済的、精神的ぎりぎりのところで「エンタメの星」を目指している若者たちがたくさんいます。たといカンヌ映画祭にノミネートされても、受賞しなければ世間様から洟も引っかけられない、厳しいエンタメ帝国アメリカに生きる、若いアーティストたちに、心からのエールを贈ります。
Yoshio