The Crusaders | ザ・クルセイダーズ

The Crusaders | Scratch


The Crusaders | Scratch 【出典 Amazon.co.jp/】

アメリカに移住したての20歳の頃は、サンセットのロキシー【The Roxy】にエグPの大ちゃんと夜な夜な入り浸っていました。あと数年早くロスに来ていたら、1974年サンセットの老舗ライブハウス”The Roxy”でのこのライブ・レコーディングを、きっとリアルタイムで観ていたと思います。

一流の管楽器奏者なら、なんてぇこたぁない循環呼吸法(circulation breath)も、ウェイン・ヘンダーソン【Wayne Henderson】の約1分ほど続く、トロンボーンのサスティーンノート(So Far Away)には、故郷葛飾カメアリでアナログ盤を聴いていた青少年たちはとてつもなく、ぶっ魂消たものでございます。

“Hard Times”のジョー・サンプルのフェンダーローズのソロを聴いて、必死のぱっちでバイトしてローズを購入。僕がジャズのプロデュースを始めるようになったのはこのアルバムの影響がとても大きいです。 この頃の正式メンバーだったギタリストのラリー・カールトンが今の僕の家の先住民でした。

当時大家さんだったウェザーリポートのパーカッショニストのアレックス・アクーニャの家をラリー・カールトンが間借り、後に僕がアレックスからこの家を購入した次第。 

ちなみにこのアルバム”The Crusaders | Scratch”は、下記のアルバム名で日本国内リリースをされているようです。

感傷の名盤! Wilton Felder | We All Have A Star

涙ちょちょぎれて、二十数年ぶりに聴いたこの名盤には、ウエスト・ロサンゼルスのアパートに住んでた頃の想い出が沢山詰まっていました。

このアルバムのEQやリヴァーブ感、個々の楽器の分離の良さは、今どきの安易なプラグインなどには頼らない、当時のエンジニアさんの職人気質とその技が音の節々に感じられます。

1978年にリリースされたこの良質アナログ音源。現在のLAのスムーズ・ジャズシーン”FM-94.7 The WAVE”で流れたら、どの楽曲もヘビロテは間違いない、まさに元祖!四つ星☆☆☆☆ 贅沢極まりない時空を超えたサウンドです。

このアルバムをMCAさんがいまだにデジタル音源化してないてぇのが本当に不思議なんですけど、個人的には戸棚の隅っこにしまい込んでおいて、時おり、そっと独り、グラス片手にダイアモンド針を落として、涙する・・・ そんな、感傷の名盤でございます。

故郷葛飾カメアリの友よ、貴重なアルバムを送ってくれて本当にありがとう。

Yoshio