エンタメ業界は食えないエッセンシャル・ビジネス・・

07/10/2020アメリカン・ライフ, 音楽と映像

エンタメ業界は、カリフォルニア州政府が定めたコロナ禍中の「エッセンシャル・ビジネス」に含まれていないので、僕が片足を突っ込んでいるこの業種は現在フリーズ状態。

BC(コロナ以前)は毎週あったエージェントからのオーディションも、いつまた再開するのか?エージェント自体どうなちゃうのか? はたまたAC(コロナ後)のハリウッドがどのようになっていくのか? まったく不透明な状況です。

しかしながら、アメリカ政府とカリフォルニア州各自治体が即行した諸々の緊急支援対策は素晴らしく、ロックダウン生活下のコロナ緊急経済対策の給付金、所得を失った人への市からの一時金キャッシュカード、シニア向け食事の無料配達サービス、シニアがスーパーなどに注文した食品や日用品の無料ピックアップサービス、etc.. あらためてアメリカ各機関の行動力に感心しました。

ユーザーにとってエッセンシャルだけど・・

エンタメ業界は、エッセンシャル業種から外されているとは言え、9週間に及んでいるLAのロックダウン生活で、映画、音楽、演劇、アート(以下、エンタメ)は、精神衛生上、多くの人にとってエッセンシャル(必要不可欠)な物となっています。

サブスクで楽しめるネット上のエンタメが無かったら、ロックダウン生活のストレスや不満がかなり加速するのではないかと思います。

一般家庭のWiFi環境が整うにつれ、エンタメは、食えない(儲からない)影のエッセンシャル業界になってしまった事は否めず。映画館の閉鎖により、ロードショー(死語の世界)も延期。

それでも、SAG-AFTRA(組合)メンバーなら、過去の出演作品の興業収益をベースにした印税が保証され、定期的に分配される仕組みになっているので、大部屋の役者さんでも、それなりに定期的な印税収入があるものと思います。

ますますエンタメで容易に食えなくなる時代

それに引き換え、配信とサブスクが主流となった今のアーティスト(音楽家)や作家への印税の分配は完全に崩壊しているのが現状です。

ちなみにサブスク配信会社から定期的に送られてくる、印税明細の1曲辺りの印税は約1セント・・。これではとんでもない回数を聴いてもらえない限り、アーティストが受け取る印税は、お話にならない金額です。

コロナによるロックダウンで、ミュージシャンのコアな収入源であったライブおよび物販の収入も、まったく先行きが見えない状態・・。ユーザー(一般ピープル)には、エッセンシャルなエンタメだけど、それらを提供するエンタメ業界人は、ますます食っていけない世の中になっていくことは必至かと・・。

犬も歩けば俳優(および音楽家)に当たるハリウッド

「犬も歩けば俳優(および音楽家)に当たる」ってくらい、LA(a.k.a.ハリウッド)は、エンターテイナーで溢れています。

なので、こちらで初対面の人に自己紹介をする時「僕はミュージシャンです」とか「俳優やってます」と言うと、「本業は何やってるんだ?(何やって食ってんだ)」の質問が返って来ます。

それぐらい、ここLAでは、コロナ禍に関係なくエンタメ1本で生活が出来ている人が少ないと言うことなのでしょう。

音楽家としても、役者としてもアンノウン(超無名)な僕は、「小さな音楽・映像制作会社を営みつつ、翻訳・通訳、ITマーケティング、そして時折、音楽家、役者稼業をしております」と、ハナっからお伝えしています。

ますますエンタメで容易に食えなくなる時代が到来しそうですが、上のTwitterで見つけた漫画のような、僕のエンタメ人生、食えなくて元々かと・・。

しかしながら、これから先もずっと創作活動と、良い作品に起用してもらうための俳優オーディション活動は続けていくつもりです。